もうすぐ狂犬病ワクチンの書類が市役所から届く時期ですね。
松原市では3月2日から新年度のワクチン接種ができるようになります。
この時期になると「狂犬病って打たなあかんの?」とよく聞かれます。
断言します!
『狂犬病ワクチンは絶対打ちましょう!』
(疾患やワクチンアレルギーがある子は除きます。)
確かに狂犬病は1957年(昭和32年)に猫ちゃんで発生して以来発生がありません。
(外国で動物に噛まれて人が発症したことはあります)
じゃあ感染することがないからワクチンいらんやんってなりそうですよね?
実は万が一感染した場合が大変なんです!
その理由を以下で述べていきます。
①(感染しているワンちゃんに)噛まれたらまず死ぬ
今の日本でワンちゃんに噛まれて「狂犬病かも?」と思うことありますか?
考える人は少ないと思います。ほとんどの人が狂犬病の治療をしないでしょう。僕もしないと思います。
狂犬病は1−2ヶ月経ってから発症し、発症した場合は致死率100%です。
僕がある日突然死んで病院が閉院になって皆様にご迷惑をおかけすることがないようにご協力をお願いいたします。
②社会的にヤバい事になる
狂犬病が発生した場合はどうなると思いますか?
まず、一定期間その地域のワンちゃん全員、口輪をして生活するorリードで繋ぎっぱなしになります。(狂犬病予防法10条)
さらに恐ろしい事に繋がれていない場合は捕獲されて薬殺される場合があります。(狂犬病予防法18条、18条の2)
そして、全員健診かワクチンをされる可能性があります。(結局ワクチンする事になる)(狂犬病予防法13条)
さらに自宅周辺がロックダウンされることもあります。(狂犬病予防法16条)
自分のワンちゃんが原因でこれらの事が起こったとしたらどうですか?
ネットで特定されての誹謗中傷間違いなし、100%引越ですね。
もし人が死んだら損害賠償責任も負うことでしょう。
考えただけで恐ろしいですね。
③シンプルに違法行為です
狂犬病ワクチンをしない場合は20万円以下の罰金となります。(狂犬病予防法27条2号)
以上が狂犬病ワクチンを打つべき理由です。
病気がない元気なワンちゃんには予防接種をしてあげましょう!
ちなみに当院なら日時指定での予約が可能なので、集合注射より待たずに注射を受けることができます。費用も同じです。
市役所から書類が届いたらぜひご来院ください。